2024年6月13日
お疲れ様です、鉄サラです。今日見ていくのは、日本時間で昨日午後9時30分に発表されたアメリカの消費者物価指数(米CPI)についてです!
また、米CPIの発表を受けて、為替や株も変動があったので、そちらも一緒に見ていきます。【この記事は、約3分で読み終わる内容です。】
1.6月12日発表、2024年5月米CPI
では早速ですが、2024年5月米CPIは…前年比+3.3%でした!今年の1月からの推移は、3.1%→3.2%→3.5%→3.4%→3.3%となりました。4月に続きほぼ横ばいですが、わずかながら前月を下回っています。
事前の予想値は+3.4%で、大きなサプライズというわけではありませんでしたが予想よりも低くなりました。昨年12月から0.1~0.2%ではあるものの予想を上回る数値が3月まで続き、4月は±0、5月は0.1%下回っているという状況です。
2.ドル円とS&P500
まずはドル円です。
直近1か月ほど、終値ベースでの推移です。発表前日の6月11日の終値は157.1円ほどでしたが、発表後6月12日はおよそ0.4円円高の156.7円ほどで終値を付けました。発表直後は一時155.8円前後まで円高に振れましたが、その後は円安方向に戻し、結果的にはそこまで大きな値動きにはなりませんでした。先月のCPI発表後には、155円を割り込んでいたのですが、それより円安水準となってしまっているのはやや気がかりですね。
昨日は、米国の金融政策を決定する会合であるFOMCも行われており、CPI発表と同日にFOMC議長であるパウエル氏が会見をするという事になりました。そちらのトピックとしては、市場関係者の見方では2回との声が多かった年内の利下げ回数が、FOMC参加者の中央値では1回となった事があげられます。年内の利下げ回数が減るということは、それだけ日米の金利差が縮まらないということですから、こちらは円安方向に影響し、CPI数値による円高方向への動きを相殺したと考えられそうです。
続いて、S&P500です。
直近1か月は横ばいといった動きですね。前回のCPI発表(5/15)後に5,300ポイントを突破し最高値を付けましたが、その後の動きはいまいちでした。しかし、5/31に底を打つとその後は反転し、米CPI発表後は安心感からか、一段と値を上げて最高値更新となりました!発表の合間で中だるみしたような値動きにも見えますが、5,250ポイントを割り込んだのは1日だけですから、やはりS&P500は強いですね。今年に入ってから、好調を維持しており、ずっと強いという印象ですが、どこかで必ず調整は入るでしょう。調整局面で狼狽売りをしてしまわないためにも、浮かれすぎず、コツコツ積み立てていきましょう!
3.最後に
今月もCPI無事に通過といったところでしょうか。FOMCも若干市場予想と違うところはありましたが、特に混乱はなく、こちらも無事通過ですね。しかし、ドル円の動きは気になります。先月よりも米国のインフレが落ち着いてきているという状況にも関わらず、先月よりも円安水準となっています。
円安が悪ではないのですが、鉄サラとしては、やはり現在の水準は円安が行き過ぎていると感じています。適正レートがいくらか、というのを示すのは難しいですが、少しづつでも、下落トレンドに移行していけば良いと思うのですが、皆さんはいかがお考えでしょうか…?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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