鉄道サラリーマンの銘柄考察

個別株や投資信託などに関するまとめブログ

Xのアカウントを作りました!+ブログの状況と鉄道業界って3つある話【鉄道サラリーマンの銘柄考察】【鉄道】

2024年5月21日

 お疲れ様です、鉄サラです!

 今日はXのアカウントを作りましたのでご報告です!

 ブログ記事の投稿はもちろん、記事にするまでもないような投資ネタも投稿しようと思っているので、ぜひフォローをよろしくお願いします。もしかすると、ちょっとした鉄道ネタも投稿するかもです!笑

 

 せっかく記事にしたので、あわせて直近のブログの状況や、ちょっとした鉄道業界の話もさせてください。この記事は、約4で読み終わる内容です。】

 

 

1.直近のブログの状況

 毎日投稿を何とかクリアしています!そしてPV数は100を超えました…累計で(泣)。ちょっと、甘く考えていましたね、、、。PV100/日がこんなにも遠いとは。まだまだ、日によっては1桁もあるのが現実です。ということでこれを改善するためにも、Xのアカウントを作ったというところです。

 意外と大丈夫なのが執筆ネタです。まだ2週間ではありますが、そもそも東証の銘柄数が4,000近くあるので単純計算で10年は困りませんね。ただ、1記事あたり3時間弱もかかってしまっているので、これはどうにかしたいところ。時間をかけて良いものを書くのは、良いんですが、慣れていないから時間がかかってしまっているような状況なので書きまくって早く慣れてしまいたいです。

 ブログについては、こんなところですが最近1つやってみたいことができました。これはかなりPV数やコメント数が必要な企画なので、しばらく温めておきますが、読者の方と意見交換しながら進めていける企画なので、気になる方はこのブログを布教していただけると実現が早まります(笑)。釣りみたいですみませんが、1日平均100PV、1月で3,000PVを達成したら始めようかなと思っていますので、一つよろしくお願いいたします。

 

2.鉄道業界って3つある

 ちょっと何言ってるかよくわからないですよね、すみません。鉄サラは内側にいる人間なので、感覚がずれていたら申し訳ないんですが、みなさん鉄道会社ってどれも同じに見えてませんか?特に、株を買うときなんかは気をつけていただければと思うんですが、鉄道会社って私鉄(民鉄)・JR・公営系で大きく3つに分かれるんです。そんなこと知ってるよ!って方もいらっしゃると思うんですが、意外と同じようなものだと認識されている方も多いです。

私鉄(民鉄)

 関西だと、近鉄、阪急、阪神、京阪、南海の5社が大手私鉄ですね。各社によってばらつきはもちろんありますが、鉄道以外の事業をたくさん持っていることが特徴です。鉄道の利益が半分以下なんて会社も普通です、鉄サラの印象としては最近は不動産事業の拡大が目につきます。利益の規模として、不動産>鉄道となってると、もう不動産会社を名乗ったほうが体を表してるような気がしてなりません(笑)。

JR

 本州の3会社JR東日本、東海、西日本に加え九州の4社が上場していますね。JR九州は異色で、利益ベースでは鉄道よりその他の事業が大きいんですが、他のJRは鉄道主体です。特に東海は、東海道新幹線での利益が突出しています。他のJRも新幹線の収入は大きいですが、東海道だけは格が違いますね。直近は、私鉄とそう違う動きをしているわけではなく、不動産、特に各社ターミナルを持っているので駅ビル開発が活発かなという印象です。

公営系

 最後は公営系。公営=上場していないので、投資という意味では気にしなくてよいのですが、せっかくなのでさらっと。関西では、大阪のメトロ、モノレール、京都・神戸の市営地下鉄などです。ちなみに東京メトロ・大阪メトロは民営化されましたが、株主が公なので公営系ということでいいでしょう。公営系は鉄道比率が圧倒的です。民営化された2社は、鉄道以外の事業も進めようとしていますが、民営化後まだ日が浅くそこまで進んでいませんし、他の公営系はそもそも営利目的とは少し違うのでというところ。

 

3.最後に

 ブログの状況と鉄道業界について、いかがでしたでしょうか。たまには、こういう記事もアリなのかなと思っていますが、そのあたりもコメントやスターの反応で良し悪しを伺えればとっても嬉しいです!

 鉄道ネタは、話したいことはいくつかあるのですが、各社の決算をみて改めて私鉄とJRが同じ業界って不思議だよなと思い立って今回はこのネタにしてみました。こちらも要望があれば、記事を増やしていきます!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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(※本記事は掲載銘柄への投資を推奨するものではありません。一切の投資については、自己責任でお願いいたします。)

 

増配!自社株買い!「8766:東京海上ホールディングス 」はどんな企業?【銘柄考察】【投資】

2024年5月20日

 お疲れ様です、今日はCMの「tokyo marine」(トキョマリン)でお馴染み東京海上ホールディングス(以下、東京海上HD)についてです!CMの「tokyo marine」(トキョマリン)を、記事執筆にあたり久々にYouTubeで聞いたらそれ以降耳から離れません(笑)。鉄サラ自身は、契約はないのですが、自動車保険や火災保険を契約していてなじみ深いという方も多いのではないでしょうか。

 それでは、どんな企業なのか本日発表の決算(2024年3月期決算発表:会社ページ)を確認し、株価や配当などについても考察していきましょう!この記事は、約6分で読み終わる内容です。】

 

 

1.東京海上HDは何の企業?

 東京海上HDは、日本と世界46の国と地域で事業を展開する損害保険を主体とした保険の大手企業です!

(引用:東京海上ホールディングス株式会社 HPより)

 それでは、東京海上HDの特徴を見ていきます!

 まず1つ目は、海外利益比率の高さです。経常利益ベースで実に6割超が海外事業となっています。実は、2022年度は同業のSOMPOホールディングスのほうが海外利益比率が高く、MS&ADインシュアランスグループホールディングスのほうが国内首位となっていたのですが、2023年度はどちらも東京海上HDが上回りました。

(引用:東京海上ホールディングス株式会社 2023年度決算概要資料より)

 2つ目は、時価約3.5兆円という莫大な額の政策株式を保有しているということです。さらに、これを2029年度末までに0にするとのこと。簿価は約0.4兆円とのことなので、すべて時価で売却するとすると単純計算で2024年度~2029年度までの6年間毎年平均約0.5兆円*の売却益が見込めるということになります。

*(3.5-0.4)/6≒0.5

*図中*1は出典元「非上場株式(24.3末時価・簿価約225億円)および資本業務提携による出資等は除く」との記載あり

 

2.2023年8月期決算と2024年8月期の見通し

 ここからは、決算と見通しについて見ていきます。

(鉄サラ作成)

 まずはサマリーです。2024年3月期の決算はおよそ7.4兆円(昨年度は6.6兆円)の経常収益、最終利益は6,958億円(同3,746億円)と増収増益でいずれも過去最高更新となっています。さらに、2025年3月期の見通しでは、2024年3月期の利益を上回り過去最高益を更新する見通しとなっており絶好調というように見えます。

(引用:東京海上ホールディングス株式会社 2023年度決算概要資料より)

 2024年度3月期の決算を詳しく見ていきましょう。決算説明会資料よりセグメントごとの経常利益について、引用してきました。J-P&Cが国内損保、J-Lifeが国内生保でいずれもほぼ横ばいとなっています。コロナ反動などの一過性の利益増と円安、ヘッジコスト増による利益減が相殺した形です。ヘッジコスト*というのは、詳細は割愛しますが日米金利差による影響を受けて上昇しているもので、どうしようもない部分ではあります。International、海外事業ではコロナ、ロシア・ウクライナ問題の反動よる一過性の利益増が+約1,250億円、円安影響(国内とは逆に増益要因)が+約180億円と外部環境による影響も大きいのですが、主要拠点で業績好調だったようで、+約1,000億円ほどが営業努力によるものと思われます。

*ヘッジコストについて気になる方は、SOMPOひまわり生命Webサイトが分かりやすいです。

 

(引用:東京海上ホールディングス株式会社 2023年度決算概要資料より)

 続いて、2025年3月期の見通しの詳細ですが、上記の引用してきたものは東京海上HD独自のNormalized≒実力ベースに修正した純利益なのでやや齟齬があるかもしれませんが、すべてのセグメントで増益見通しとのこと。ただし、いずれもほぼ横ばいで、やはりインパクトが大きいのはその他に計上された、政策株式の売却益およそ+3,000億円でしょう。いつまでも続くものではないので、ここで得た資金をどう使っていくかが長期的な成長に向けた1つのポイントとなりそうですね。

 

3.増配と自社株買い

 本日の決算発表では、あわせて増配と自社株買いについても発表がありました!2024年度の配当金は、2023年度比+29%の1株159円の予想、2024年度の自社株買いは2,000億円実施の方針で今回うち1,000億円の実施決定とのこと。開示内容を見る限り、よほど業績が下振れない限りは残りの1,000億円もやってきそうです。なお、割合については3%と資料にはありますが、5月20日終値ベースの時価総額が約9.8兆円ですので1%強といったところでしょうか。まずまずといった水準ですが、残りの1,000億円の実施への期待も含めその還元姿勢は素晴らしいと感じます!

 

4.現在の株価と指標

 株価グラフと各指標は次の通りです。

(鉄サラ作成)

(鉄サラ作成)

 1株4,967円、1単元100株で50万円ほどとなっています。業績が好調ということもあり、直近1年の株価は大きく上昇していますね。また、本日5月20日の決算発表を受けて、PTS市場では一段と高値を付け大台の5,000円に乗っています。

 PERは11.2倍、配当利回りは3.2%と割安のバリュー株、配当もそこそこ高配当となっています。

 

5.まとめ

 東京海上HDについて見てきましたがいかがでしたでしょうか。

 政策株式の売却や一過性の反動による増益などの部分もありますが、営業努力もしっかりあり、巨大企業ですがしっかり成長してる企業ですね。

 また、投資対象としてみると、株価は上昇基調、しっかり配当もあり、自社株買いも実施中でキャピタルゲインインカムゲインの両方が狙える銘柄ではないでしょうか。あえて気になる点をあげるとすれば、政策株式売却益の使い道ですかね。短期的には、株主還元が嬉しいですが、長期の観点ではしっかり成長投資を行っていく必要があると感じます。しっかり注目していきたいところですね!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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(※本記事は掲載銘柄への投資を推奨するものではありません。一切の投資については、自己責任でお願いいたします。)

 

株価下落中!「9432:日本電信電話(NTT)」はどんな企業?【銘柄考察】【投資】

2024年5月19日

 お疲れ様です、今日は正式名称の使用率が低いランキングで上位常連(笑)の日本電信電話(以下、NTT)についてです!もはや説明不要の超有名企業です。ただ、正式名称をちゃんと知ってる人って少ないのではないでしょうか。

 それでは、どんな企業なのか5月10日の決算発表(会社ページ)も踏まえ、株価や配当などについても考察していきましょう!この記事は、約5分で読み終わる内容です。】

 

 

1.日本電信電話は何の企業?

 日本電信電話は、固定電話を独占、光回線のシェアも大きく、さらには携帯電話の大手NTTドコモも抱えるなど、日本の通信を支える巨大企業です!本業の通信業について知らない人はいないのではないでしょうか。ただ、巨大企業名だけあって、通信関連以外にも、SI事業を営むNTTデータや都市開発を手掛けるNTT都市開発など非常に多くのグループ会社を擁しています。

 こちらもご存じの方がほとんどだと思いますが、NTTは1985年に民営化されるまでは日本電信電話という公社でした。その際に、俗にいうNTT法というものが制定され、これにより、NTTは、民間企業となった現在もいくつかの制約を受けながら経営を行っています。

 しかし、最近これを改正するという動きがあるので、この動きは見守る必要がありそうです。もし仮に、NTT法改正が実施された場合の影響は、①制約がなくなったことによる業績の向上②国が保有する株式(発行済み株式数に対して30%超)の売却の2つです。①は株価に対してプラス、②はマイナスの要因になりますが、②は売却されたとしても市場に出回らず自社株買いや市場外取引でどこかが引受となりマイナス影響が出ないことも考えられます。実際、市場がどのように反応するかは改正内容にもよるため不透明ですが、値動きが激しくなる可能性は高いと言えるでしょう。

 

2.2024年3月期決算と2025年3月期の見通し

 ここからは、決算と見通しについて見ていきます。

(鉄サラ作成)

 まずはサマリーです。2024年3月期の決算はおよそ13.4兆円(昨年度は約13.1兆円)の売上高、最終利益はおよそ1.3兆円(同1.2兆円)と昨年度と比べると増収増益となっています。2025年3月期の見通しでは、増収減益の見通しとなっています。全体的にほぼ横ばいといったところでしょうか。本業の通信が非常に安定していることがよくわかります。

(引用:日本電信電話株式会社 「2023年度決算、2024年度業績予想について」より)

 2024年3月月期の決算を詳しく見ていきましょう。決算説明会資料より増減のウォーターフォールチャートを引用してきました。やはり通信事業が非常に安定して稼いでいることが分かりますね。増加が大きくなっているグローバル・ソリューションでは為替の要因に加え、公共金融法人分野で増収があったとのこと。減収減益となっているその他事業では、エネルギー事業で電力価格の影響により減収減益となったようです。電気の事業は子会社のNTTアノードエナジーが行っているようですが、電気の調達価額と売却額の水準に利益を左右されるようで、市況影響と言えそうですね。

(引用:日本電信電話株式会社 「2023年度決算、2024年度業績予想について」より)

 続いて、2025年3月期の見通しの詳細ですが、同様の資料を引用してきました。気になるのは、地域通信事業ですが、これは2024年3月期にノンコア事業のスリム化、おそらくは事業譲渡を行ったことによる一過性の反動減とのこと。ただし、この領域に含まれる通信の内容は減少傾向とのことなので、来年度以降も減益が続くと少し気になりますね。

 

3.現在の株価と指標

 株価グラフと各指標は次の通りです。

(鉄サラ作成)

(鉄サラ作成)

 1株151.8円、1単元100株で1万5千円ほどとなっています。直近は大きく株価が下落してしまっていますね。ここ1年での安値を割り込んでしまっています。

 増配予定としていますが、減益予想が市場に受け入れられなかったのでしょうか。また、同業のKDDIも直近1年の株価は奮わず、通信業界に資金が入ってきていないとも考えられそうです。

 PERは11.6倍、配当利回りは3.4%とそこまで高配当というわけではないですが、割安でしっかり配当もある数字となっています。

 

4.まとめ

 NTTについて見てきましたがいかがでしたでしょうか。

 事業内容は説明不要の超有名企業で、業績は絶好調とはいかないまでもまずまず良く、鉄サラは優等生という印象を受けました。

 投資対象としてみると、安定した事業内容で、配当もしっかりあるので長期保有にはお勧めできる銘柄です。また、直近は株価が下落しており、下落が続いている中で買うのはともかく、落ち着いてきたところで長期保有を前提に買うには絶好の機会に見えます。この銘柄は、鉄サラ自身1単元だけ保有しているのですが、追加購入するか絶賛悩み中です(笑)。

 

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【新NISA】サラリーマンに最適な投資先や投資方法【投資考察】

2024年5月18日

 お疲れ様です、鉄サラです。土曜日の夜、いかがお過ごしでしょうか。今日は、投資家、特にサラリーマン投資家には必ず活用して欲しい、新NISA制度の最適解について考察していきます。この記事は、約5分で読み終わる内容です。】

 

 

1.新NISA制度とは

 新NISA制度とは、正式名称を少額投資非課税制度と言い、一定の投資額や条件の範囲で株などの売却益や配当金が非課税になる制度のことです。通常、約20%の税金がかかりますがこれが掛からないという、大変お得な制度でこれを活用しない手はありませんね!ただし、極々小さなものではありますが、注意点もありますので、最後まで読んでチェックしてみてください。

 また、NISA制度自体は、2014年に制度が開始されているのですが、改正があり今年からは新制度となっています。ですので、よく聞く「新」NISAというのは、NISA制度の中でも、この今年から始まった制度を指しています。

(引用:金融庁Webページより)

 具体な内容について、金融庁のHPより引用してきました。表に記載の通り、新NISA制度では、つみたて投資枠と成長投資枠合計で1,800万円まで、1年間では360万円まで非課税での投資が可能です。もちろん、これ以下の金額であればOKなので、例えば月1万円でも大丈夫です。むしろ、年間360万円も投資できる人のほうが珍しいでしょう。

 投資対象は、つみたて投資枠では金融庁の基準を満たす投資信託に限られますが、成長投資枠では、一部を除き上場株式や投資信託など幅広く選択することが可能です。1,800万円の総投資枠のうち、成長投資枠は1,200万円が上限ですが、つみたて投資枠なら1,800万円全額使い切ることができるため、無理に選択肢を広げ基準を満たすいわば金融庁お墨付きの投資信託をコツコツ積み立てるというのも良い判断だと思います。

 また、非課税投資機関が2024年からの新制度では、無制限となりました。これまでは20年が最長でしたが、無制限となった事で、非課税期間終了後のことを考える必要がなくなり、より投資しやすくなりました。

 最後に、新NISA制度のデメリットについて。それは損益通算ができないということです。損益通算というのは、大まかにいうと、株の複数の取引により、利益と損失の両方が発生した場合、その金額を相殺し最終的に残った利益を算出しその金額に対して税金が発生するというものです。しかし、NISA口座で仮に損失が発生しても、特定口座や一般口座(注)の利益と相殺することができません。ですから、損失が発生した場合においては、通算し税負担の軽減が無い分だけ、NISA口座では実質的な損失の負担額が大きくなるということになります。(注:NISA口座の利益はそもそも非課税なので、相殺という概念がない。)

 

2.鉄サラの答え①

 それで、結局何にどうやって投資するのが良いの?、ということについて、鉄サラの答えの1つ目です!新NISA制度を活用した投資の最適解は、クレジットカードで全世界株式または米国株式の指数に連動する投資信託を積立購入することです。具体的な証券会社、クレジットカード、投資信託の銘柄については、好きなもので大丈夫です。突き詰めれば優劣がありますが、いま使っている証券口座やクレジットカードから苦労して乗り換えるほどの差はないでしょう。参考までに、鉄サラはSBI証券で、三井住友カードゴールドnlを使ってeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を中心につみたて投資枠で投資しています。

(鉄サラ作成)

 この方法はつまり、クレジットカードを介してポイント還元をしっかりと受けながら、長期的に上昇が見込める指数に毎月コンスタントに投資するということです。過去の実績から見て、こうすることで長期(5年、10年単位)でみれば、損失が発生する確率は低く、利益が出る確率が高いでしょう。

 

3.鉄サラの答え②

 答えが2つもあるの?ということなんですが、①を着実に実践できる方はそれが最適です。この、②はそれが続けられなくなった人や淡々と積み立てるという単調さに耐えられない人向けの最適解です。それは、①にプラスして日本の個別株を成長投資枠で少しずつ分散して購入することです。株価の成長狙い、配当金狙いどちらも良いでしょう。優待狙いは、非課税の恩恵がありませんので、旨味が小さいですが悪くはないです。ただし、指数を上回るリターンを得るというのは難しく、最適解という観点からは、あくまで少しだけにしてください。もし投資資金に余裕があるという方で個別株に投資したい方は、初めから特定口座での購入をお勧めします。

 なぜこんな答えに行きついたかというと、新NISAで重要なことはとにかく投資を続けることだからです。どの長期投資にも共通することですが、短期的に株価が下がったときにショックで売って投資をやめにしてしまうと、大きな損失で終わるケースが多いです。ですので、少しリターンを犠牲にしてでも、モチベーション維持のために少しだけ楽しめる投資を混ぜると良いと考えています。

 

4.まとめ

 新NISAについて、いかがだったでしょうか。もちろん考え方は、たくさんあると思いますが、参考の1つとしてもらえれば鉄サラは満足です!また、証券会社やクレジットカード、投資信託銘柄の詳細比較記事など、読みたい記事があればぜひぜひコメントしてみてください。新NISA制度を活用して、みんなで少しずつお金持ちになれると嬉しいです。

 

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「3861:王子ホールディングス 」はどんな企業?【銘柄考察】【投資】

2024年5月17日

(鉄サラ作成、製品画像は王子HDホームページ及び商品ページより引用)

 お疲れ様です、今日は高級ティシュ鼻セレブを販売するグループの持ち株会社王子ホールディングス(以下、王子HD)についてです!ちなみに、製紙業界には大王製紙という企業もありますが、全くの別会社です。さらに言うと、王子HDは製紙業界の国内首位で大王製紙よりも大きい企業となっており少しややこしい関係になっちゃっています

 それでは、どんな企業なのか5月14日の決算発表(会社ページ)も踏まえ、株価や配当などについても考察していきましょう!この記事は、約5分で読み終わる内容です。】

 

 

1.王子HDは何の企業?

 王子HDは、製紙を中心に木、森林を活用したビジネスを展開する製紙業界の国内首位企業です!なんと王子HDは国内では民間企業最大の18.8万ha海外含めると57.5万haもの社有林を所有しているのだそうです。紙の原料は木なので、よく考えるとなるほどとなりますが、57.5万haてちょっと想像もつきませんね。

(引用:王子ホールディングス株式会社 2022-2024年度中期計画より)

 そんな王子HDの主要事業はもちろん製紙業です。ただ、製紙業といっても、色々な種類があり、段ボールなどの生活産業資材、レシートの紙として目にする感熱紙などの機能材、新聞やコピー用紙などの印刷情報メディアと3つのセグメントに分かれています。それぞれの事業規模や数値は決算の章に譲るとして、ここでは鉄サラ注目の新規事業について2つほど見ていきます。

(引用:王子ホールディングス株式会社 2023年度決算説明会資料より)

 1つ目は、CNFを活用した事業についてです。CNFはセルロースナノファイバーの略で、木質由来の天然素材なのですが鋼鉄の5分の1の軽さで5倍の強度という軽くて強い物性的に優れた特性を持っています。また、化学的にも安定しているようで、他の材料との組み合わせや加工により、燃料電池の材料、軽く強度に優れる複合素材、さらには半導体材料としても活用が期待される素材なのです!もちろん、コストや生産面に課題があるようなので今すぐに莫大な利益を生むというわけではないのですが、非常に夢のある素材で、期待できる事業だと感じます。

(引用:王子ホールディングス株式会社 2023年度決算説明会資料より)

 2つ目は、甘草栽培です。CNFと比べるとこちらは急に地味に見えてしまいますが、甘草というのは漢方などの原料となる薬用植物で、中国から野生品を輸入することに頼っているのが現状です。このような状況の中、国内で風邪薬などの需要が一定あり、過去には中国が輸出を規制したという事実も踏まえ、中国依存脱却・供給の安定化が求められていることから、甘草栽培は社会的意義が大きい事業となっています。しかも、薬効成分がしっかり含まれた甘草を栽培するのは難しいようで、王子HDはかなり先行しているとのこと。こちらも今すぐ莫大な利益ということではないですが、森林経営のノウハウも生かして、社会的責務を果たしつつもしっかり稼ぐ事業に成長することを期待しています。

 

2.2024年3月期決算と2025年3月期の見通し

 ここからは、決算と見通しについて見ていきます。

(鉄サラ作成)

 まずはサマリーです。2024年3月期の決算はおよそ1.70兆円(昨年度は約1.71兆円)の売上高、最終利益は508億円(同565億円)と昨年度と比べると減収減益となっています。2025年3月期の見通しでは、一転して増収増益の見通しとなっています。今年度は僅かに減収減益となりましたが、ほぼ横ばいで来年度はしっかり成長を見込んでいるので、悪い状態ではないでしょう。

(引用:王子ホールディングス株式会社 2023年度決算説明会資料より)

 2024年3月月期の決算を詳しく見ていきましょう。決算説明会資料よりセグメントごとの状況について、引用してきました。生活産業資材は黒字転換、環境資源ビジネスと機能材で大きく落ち込みとバラツキがありますね。中身を確認したのですが、どれも市況によるものとなっています。紙や環境資源ビジネスの中心であるパルプはいずれも、差別化が難しい、ほぼ違いがない商品ですので、市況の影響を受けるのは仕方ないところでしょう。また、ニュージーランドの子会社で災害の影響を受け70億円ほど一過性の損失が出ていることもボリュームは小さいながら影響しているようです。

 続いて、2025年3月期の見通しの詳細ですが、あまり詳細な記載はなく市況好転により増収増益を見込んでいるようです。影響の記載はないですが、海外でさらなる社有林の取得やM&Aを実施しており、市況に身を委ねているというわけではないようです。ただ、もう少し見通しの詳細を記載して欲しいというのが、鉄サラの本音です。

 

3.現在の株価と指標

 株価グラフと各指標は次の通りです。

(鉄サラ作成)

(鉄サラ作成)

 1株627円、1単元100株で6万円ほどとなっています。直近1か月の株価は下落基調でしたが、決算で翌年度の見通しが好調なことや増配を受けて上昇に転じています。1年で見ると、若干上昇ですが、紙の需要が減っている中ということもあり、比較的落ち着いた値動きでしょうか。

 PERは8.2倍、配当利回りは3.8%とそこまで高配当というわけではないですが、割安でしっかり配当もある数字となっています。

 

4.まとめ

 王子HDについて見てきましたがいかがでしたでしょうか。

 製紙業界は、環境負荷の観点から紙の使用が削減されるなど、厳しい事業環境ですが、夢のある新規事業に取り組んでおりさすがは首位企業と言ったところでしょうか。また、事業環境が厳しいことに変わりはありませんが、そこを理解したうえでM&Aによる規模のメリットを着実に積み上げていることは評価できます。

 投資対象としてみると、PER10倍を割り込む水準で、配当もしっかりあるので短期的には悪くないように見えます。長期的な事業環境の悪化が見込まれる中で、業績がどこまで成長・持続できるかというところで判断が分かれてきそうです。

 

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S&P500最高値更新!「米CPI」(2024年4月)発表【投資ニュース】

2024年5月16日

 お疲れ様です、鉄サラです。今日見ていくのは、日本時間で昨日午後9時30分に発表されたアメリカの消費者物価指数(米CPI)についてです!

 また、米CPIの発表を受けて、為替や株も変動があったので、そちらも一緒に見ていきます。この記事は、約3分で読み終わる内容です。】

 

 

1.5月15日発表、2024年4月米CPI

 では早速ですが、2024年4月米CPIは…前年比+3.4%でした!今年の1月からの推移は、3.1%→3.2%→3.5%→3.4%となりました。ほぼ横ばいですが、わずかながら前月を下回っています

 事前の予想値は+3.4%で、結果とぴったり一致していましたのでサプライズはありませんでした。とはいえ、昨年12月から0.1~0.2%ではあるものの予想を上回る数値となっていましたので、市場に広がった安心感は小さくないようで為替と株はしっかり反応していました。

 

2.ドル円とS&P500

 まずはドル円です。

(鉄サラ作成)

 直近1か月ほど、終値ベースでの推移です。発表前日の5月14日の終値は156.4円ほどでしたが、発表後5月15日はおよそ1.5円円高の154.9円ほどで終値を付けました。事前予想通りの数値でこれだけ値動きがあるということからも、よほどの警戒感だったということがわかります。なお、同時刻には米小売売上高の発表がありましたが、こちらも軟化しており、CPIと揃って利下げを誘う形となったことも円高に影響しているでしょう。

 少し話題がそれますが、改めてみると、値動きの激しい1か月間ですね。M字を描いて大きく下落しているあたり、4月29日と5月2日の2回にわたり政府の為替介入があったと考えられています。鉄サラとしては、あまりに値動きが激しいと一喜一憂してしまうので、落ち着いた相場が嬉しいのですが…。

 

 続いて、S&P500です。

(鉄サラ作成)

 綺麗な右肩上がりとなっています。こちらも、米CPI発表後は安心感からか、一段と値を上げて最高値更新となりました!為替の影響があるとはいえ、これだけ堅調に上がってくれているととっても頼もしいです。2023年後半は4,500ポイント前後を行ったり来たりといった具合でしたが、今年に入って好調を維持しています。どこかで必ず調整は入ると思うので、余り浮かれすぎず、コツコツ投資していくのが吉、といったところではないでしょうか。

 

3.最後に

 CPI無事に通過といったところでしょうか。この指標が落ち着いてこないことには、利下げができず、日米金利差が縮まらず円が安いままとなってしまいますので、早く落ち着くことを願っています。最も、円安・円高は一長一短ありますし、必ずしも円安が悪というわけではないのですが。

 記事では触れませんでしたが、米国相場を引き継ぎ今日は日本株もしっかり上がってくれました。日経(+1.39%)に対しTOPIX(+0.24%)がいまいち奮わないのが気がかりですが。決算シーズンも終わり、明日からの相場の方向感は検討もつかない鉄サラですが、持ち株を売る気もないのですが、あまり気を張らずに引き続き相場をチェックしていきます。

 

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無印良品!「7453:良品計画」はどんな企業?【銘柄考察】【投資】

2024年5月15日

 お疲れ様です、今日は無印良品を運営する良品計画についてです!種類豊富なバームクーヘン、ちょっぴりお高いけれどとっても美味しいレトルトカレーなどの食品が鉄サラは大好きでついついいつもたくさん買ってしまいます。他にもキッチン用品や雑貨、衣類など使いやすくて、おしゃれで値段もお求めやすいので、無印良品は鉄サラの大好きなお店の1つです

 

 それでは、どんな企業なのか前期の決算(2023年8月期決算発表:会社ページ)を確認し、株価や配当などについても考察していきましょう!この記事は、約4分で読み終わる内容です。】

 

 

1.良品計画は何の企業?

 良品計画は、日本含め32の国・地域で1,000店舗以上展開する「無印良品」を運営する企業です!良品計画無印良品、ちょっとややこしくないですか?鉄サラは時々店舗の名前と企業の名前がわからなくなります(笑)。

 

(引用:良品計画ホームページより)

 そんな良品計画の特徴の1つ目は、SPA:製造小売りスタイルによる高い利益率です。日本の有名企業では他にニトリHDやユニクロを運営するファーストリテーリングもSPAスタイルをとっています。SPAは製造小売りという通り、商品の企画から生産、販売までを一貫して行うことで、各工程でのマージンをカットし、利益率を高めています

 2つ目は、ノーブランドでありながら高品質で売れる商品の企画力の強さです。商品を手に取ってみると良くわかりますが、無印商品で販売されているものは無駄がなく洗練されています。このような商品を企画し、SPAスタイルで販売まで一貫して行うというのは、なかなか真似できないところではないでしょうか。

 また、海外売上比率(2023年8月期実績41%)が大きいというのも小売りでは珍しいと言えるかもしれません。

 

2.2023年8月期決算と2024年8月期の見通し

 ここからは、決算と見通しについて見ていきます。

(鉄サラ作成)

 まずはサマリーです。2023年8月期の決算はおよそ5,814億円(昨年度は4,961億円)の売上高、最終利益は220億円(同245億円)と昨年度と比べると増収減益となっています。2025年3月期の見通しでは、増収増益の見通しとなっており順調というように見えます。

(引用:株式会社良品計画 2023年8月期決算説明会資料より)

 2023年8月期の決算を詳しく見ていきましょう。決算説明会資料より地域ごとの状況について、引用してきました。すべての地域で売上高(営業収益)が増加していますが、国内事業の利益が減少となっています。これは、円安に伴う仕入れコストの上昇と賃上げによる人件費の増が大きく影響しているとのこと。無印良品の国内店舗を切り取ると、海外で製造したものを仕入れて売るという流れなので、円安は仕入れコストの上昇に直結しやむを得ないと言えるかと思います。人件費についても、社会的に賃上げが求められている状況ですし、コントロールできないところでしょう。

 続いて、2025年8月期の見通しの詳細ですが、増収増益でいずれも過去最高になる見通しとのこと。全地域で売上・利益の増を見込んでいます。国内事業も利益率が改善するとのことで、具体な要因の記載はありませんが、おそらく値上げと効率化といったところでしょう。

 

3.現在の株価と指標

 株価グラフと各指標は次の通りです。

(鉄サラ作成)

(鉄サラ作成)

 1株2,392円、1単元100株で24万円ほどとなっています。業績が好調ということもあり、直近1年の株価は大きく上昇していますね。

 PERは19.2倍、配当利回りは1.7%とごく平均的な値となっています。

 

4.まとめ

 良品計画について見てきましたがいかがでしたでしょうか。

 鉄サラが大好きな無印良品の運営企業ということで、決算から時間がたっていましたが取り上げました。SPAという業態、優れた商品企画力を活かした、素晴らしい店舗運営がなされていると思います。

 また、投資対象としてみると、高配当でもないですし、財務数値面は優秀ではありますが派手さに欠けるため地味な銘柄となっているかと思います。為替により業績が浮き沈みするのもリスクと言えるかもしれません。しかし、短期的には足元の歴史的な円安が緩和してくれば、さらなる利益の上積みが狙える状況と言えそうです。最も、直近の株価の上昇は円高への戻りをすでに織り込んで上昇しているとも見れるのですが。

 

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(※本記事は掲載銘柄への投資を推奨するものではありません。一切の投資については、自己責任でお願いいたします。)