鉄道サラリーマンの銘柄考察

個別株や投資信託などに関するまとめブログ

大規模自社株買い!「5020:ENEOSホールディングス」2024年3月期決算【投資ニュース】

2024年5月14日

 今回は、本日発表されたENEOSホールディングスの2024年3月期決算(会社ページ)について見ていきます。大規模な自社株買いの実施もあわせて発表されました!

 また、今回の記事は【銘柄考察】ではなく、タイムリーにお伝えするためにも、よりライトな【投資ニュース】という形でお届けします。ENEOSホールディングスの【銘柄考察】が読みたいと思っていただけましたら、スターやコメントをいただければ急ぎ作成しますので是非スター・コメントお願いします。この記事は、約3分で読み終わる内容です。】

 

 

1.2024年3月期決算と2025年3月期の見通し

 では、早速ですが決算と見通しについて見ていきます。

(鉄サラ作成)

 

 2024年3月期の決算はおよそ13.9兆円(昨年度は15兆円)の売上高、最終利益は2,881億円(同1,438億円)で減収増益となりました。2025年3月期は、一転して14.6兆円の売上高、最終利益は2,100億円で増収減益の見通しです。

 ENEOSの主力は石油事業ですが、その事業特性上、在庫の評価損益が決算に大きく影響を与えています。しかし、これは原油相場に起因するものでENEOSとしてはコントロールができないものです。いわば、在庫影響除く数値がENEOSの実力を表していると言え、その数値(営業利益)では、2023年3月期以降、2,465億円→3,932億円→4,000億円と3期続けて増益見込みとなっています。

 

2.自社株買いについて

 ENEOSは、決算発表に合わせて大規模な自社株買いの実施もあわせて発表しています。

(引用:ENEOSホールディングス 2023年度決算説明会資料より)

 以前に発表済みの500億円に加え、2,000億円分の自社株買いを追加で実施するとのこと。開示資料では、発行済株式総数の22%と記載がありますが、現在の株価水準で計算すると時価総額がおよそ2.4兆円ですので10%程度というところでしょうか。1桁%の発表が多いなか、大胆な自社株買いを発表してくれました。

 

3.最後に

 増益・自社株買いと充実の決算発表だったのではないでしょうか。ENEOSは配当も期待したいところではありますが、ここ数年ずっと年間22円の配当を継続してくれており増配とはまた違う頼もしさがあり、鉄サラとしてはこのまま22円を堅持するというのもアリだと感じています。

(鉄サラ作成)

 最後に、本日終値の各指標です。一昔前は、ENEOSといえば高配当のイメージでしたが、株価の上昇により配当利回りは3%を割り込んでいます。割安感はないですが、非常に安定した配当金に魅力を感じる方は投資対象として決して悪くないのではないでしょうか。

 

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(※本記事は掲載銘柄への投資を推奨するものではありません。一切の投資については、自己責任でお願いいたします。)

 

下方修正頻発中…「4503:アステラス製薬」はどんな企業?【銘柄考察】

2024年5月13日

 お疲れ様です、鉄サラです。今日は、名前がカッコいい製薬企業、アステラス製薬についてです!製薬企業って身近な気がしましたが、アステラス製薬の薬飲んだことあるかと考えれば何も思いつかず、距離を感じてしまった鉄サラです。

 

 それでは、どんな企業なのか4月25日の決算発表(会社ページ)も踏まえ、株価や配当などについて考察していきましょう!この記事は、約5分で読み終わる内容です。】

 

 

1.アステラス製薬は何の企業?

 アステラス製薬は、がん治療薬などを開発・製造する製薬企業です!"製薬"とついているだけあって、とってもわかりやすいですね。そんなアステラス製薬の特徴について2つほど見ていきます。

(引用:アステラス製薬ホームページより)

 1つ目は、海外売上比率が高いことです。グラフは地域別売上収益を示しており、2023年度の実績では日本での売上は20%以下、海外売上が80%以上を占めています。実は、アステラス製薬の特徴というよりは、製薬業界全体の特徴でもあり、同業の武田薬品工業も80%以上となっています。グローバルで活躍している、グローバルな競争環境にあるという両側面から考えることが必要ですが、日本国内は短期的には高齢化により薬の需要が伸びたとしても、長期では人口減少が進んでいますから、その影響を受けにくい分プラスととらえて良いでしょう。

 2つ目は、イクスタンジ(XTANDI)という薬についてです。詳細な数値は、決算の章に譲りますが、イクスタンジがアステラス製薬を支える大黒柱となっています。しかしながら、イクスタンジは2027年に特許切れとなり以降の収益は大きく落ち込むことが確実な状況です。2027年までに次の大黒柱が必要なことは、アステラス製薬もよく理解しているようでM&Aなど様々な手段で新薬の開発等に手を尽くしています。

 

2.2024年3月期決算と2025年3月期の見通し

 ここからは、決算と見通しについて見ていきます。

 まずはサマリーです。2024年3月期の決算はおよそ1.6兆円(昨年度は1.5兆円)の売上高、最終利益は170億円(同987億円)と昨年度と比べると増収ですが大幅な減益となっています。2025年3月期の見通しでは、増収増益の見通しとなっていますが前々期の半分にも満たない水準となっています。2021年3月期から2023年3月期までの3期は平均すると、1,100億円を超える最終利益を確保していますし、今期を含めここ数年は苦戦が続いていることがわかります。

(引用:アステラス製薬株式会社 2023年度決算概況より)

 2024年度3月期の決算を詳しく見ていきましょう。まずは、決算説明会資料より主要製品の売上について、引用してきました。5つのすべてが前期比プラスで好調を維持しています。やはりイクスタンジの数値が突出していることが目立ちます。これだけの売上が、0とは言わないまでも大きく落ち込んでしまえば、大ダメージは避けられません。次に、前期比で約2,000億円増加し、減益の原因となっている費用項目についてです。ざっくり、1,000億円ほどが主要製品の表の下2つVEOZAHとizervayにかかる費用のようです。この金額には償却費も含まれますし、致し方ない所ではあるのですが、それだけの費用をかけているにもかかわらず売上がついてきていないことが気になります。また、500億円ほどがM&Aにより増加、100億円ほどが減損ということになっています。M&A関連費用、減損損失いずれも、イクスタンジに代わる薬の開発に費やされたものです。(残りの400億円はその他の販管費増加等。)製薬企業なだけあって、やはり桁違いの開発費を費やしていますね…。

 続いて、2025年3月期の見通しの詳細ですが、2024年3月期に続き売上は500億円程度の増加費用は減損損失が減少するものの継続して莫大な開発費を計上しこちらも増加、差引の利益面ではやや増益で着地するとのことです。アステラス製薬はここのところ下方修正が続いているため、見通し通りの着地ができるのか気になるところです。

 

3.現在の株価と指標

 株価グラフと各指標は次の通りです。

 1株1,510.5円、1単元100株で15万円ほどとなっています。業績が不調ということもあり、直近1年の株価は大きく下落してしまっていますね。

 PERは90.4倍、配当利回りは4.9%とどこかアンバランスな数字になっています。PERは業績の不調によりEPSが大きく下がったことが原因で、非常に高い数値となっています。一方で、配当利回りについては、今後の利益成長を見据えて増配していますが、業績に応じる形で株価は下落しているためです。

 

4.まとめ

 アステラス製薬について見てきましたがいかがでしたでしょうか。

 1にも2にも、イクスタンジに代わる次なる大黒柱を育てることができるかどうかというのが業績面での課題でしょうか。

 また、投資対象としてみると、現在は高水準の配当金が目につきますが、業績に不安があり減配リスクを抱えています。業績は先述の通り、見通すのが大変難しく、今後の値動きも激しくなる可能性が高そうです。ちょっと悲観的に書きすぎましたが、もちろんいい薬が育ち急上昇するという可能性も大いにありますから、今の株価なら面白い銘柄かもしれません。

 

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(※本記事は掲載銘柄への投資を推奨するものではありません。一切の投資については、自己責任でお願いいたします。)

 

ただのリース企業じゃない!「8591:オリックス」はどんな企業?【銘柄考察】

2024年5月12日

 お疲れ様です、鉄サラです。今日は、保険やレンタカーなど事業領域が広すぎてもはやよくわからない、オリックスについてです!鉄サラ的には、関空などの空港運営だったりIR(カジノ)のイメージが強かったりするのですが、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか?

 

 それでは、どんな企業なのか先日5月8日の決算発表(会社ページ)も踏まえ、株価や配当などについて考察していきましょう!

 

 

1.オリックスは何の企業?

 オリックスは、リースや銀行、保険などの金融業を中心に不動産や事業投資も手掛ける巨大企業です!…なにをやっているか、いまいちわかりませんね、もう少し詳しく見ていきます。

(引用:オリックス株式会社 2024年3月期 決算説明会資料より)

 2024年3月期セグメント別の利益構成は、グラフの通りです。右の表の番号でいうと、1・5・6の金融関連セグメントがが割合上位3セグメントでちょうど50%、次いで不動産が13%で続きます。また、海外事業の22%の中身には、海外での金融・不動産事業や航空機リースなども含まれているので、オリックスの主軸は金融と不動産と言えそうです。

 一方、利益でみると決して割合は高くないのですが、鉄サラが存在感を感じるのが、事業投資・コンセッションセグメントです。理解が難しい事業ですが、収益性が低い他企業を安価に買収し、収益性や企業価値を向上させることで事業収益や売却による利益を獲得するというイメージです。直近話題になったのは、弥生(2022年3月期売却)やDHC(2023年に投資)などでしょうか。関西エアポートの事業は少し性格が違いコンセッションになるかと思いますが、このセグメントに属しています。

 

2.2024年3月期決算と2025年3月期の見通し

 ここからは、決算と見通しについて見ていきます。

 まずはサマリーです。2024年3月期の決算はおよそ2.8兆円(昨年度は2.7兆円)の売上高、最終利益は3,639億円(同2,903億円)と昨年度と比べると増収増益、また過去最高益も更新となっています。さらに、2025年3月期においても、2024年度3月期の利益を上回り2年連続で過去最高益を更新する見通しとなっています。業績は大変好調ですね。

(引用:オリックス株式会社 2024年3月期 決算説明会資料より)

 2024年度3月期の好調の要因を見ていきます。前述の通り、オリックスの事業領域は大変広いので、表(表中*2:セグメント利益合計4,942億円と税引前利益4,700億円との差額は、管理部門販管費等。)を引用してきました。目につくのは、銀行・クレジットの+591億円と事業投資・コンセッションの+405億円でしょう。いずれも事業売却益の計上が大きいようですが、銀行収益やコンセッションも堅調なようです。7以降の海外事業では▲が目立ちますが、こちらは反対に昨年度事業売却を実施していることの反動減とのことなので、2025年3月期の業績に注目したいところです。数字に派手さこそないですが、その他の事業も着実に利益を積み上げており、評価できる決算ではないでしょうか。

 続いて、2025年3月期の見通しの詳細ですが、こちらは開示情報が限定的となっています。セグメントとも違う、金融(銀行、保険など)・事業(不動産など)・投資(事業投資、コンセッションなど)の3分類での開示となっており、いずれも増益、特に投資での増益幅が大きいようです。オリックスの事業は、金利や為替など外部環境による影響が大きいため見通しが難しいことは理解できるのですが、鉄サラとしては実現可能性に不安が残る内容でした。四半期決算には要注目ですね。

 

3.現在の株価と指標

 株価と各指標は次の通りです。

 1株3,368円、1単元100株で34万円となっています。鉄サラ的にはこれくらいの株価が好みですが、皆さんいかがでしょうか。とはいえ30万円は大金ですし、最近は、1株単位で買うことも簡単なので、気になる方はチェックしてみてください。

 PERは9.9倍、配当金利回りは4.0%なので、高配当のバリュー株ということになりそうです。オリックスは事業領域が広いので、コングロマリットディスカウントと呼ばれる、巨大複合企業(=コングロマリット)ならではのリスクが過大評価されることによる株価の低下が起こっているかもしれません。

 

4.まとめ

 オリックスについて見てきましたがいかがでしたでしょうか。

 すべての事業領域が完全に理解できているわけではないですが、経営の多角化とリスクのバランスが適切な良い企業だという印象です。株を持ち続ける鉄サラからすると、事業の売買で稼ぐオリックスの経営はひやひやする部分もありますが。

 また、投資対象としてみると、好評だった優待が廃止されてしまいましたが、配当は高水準で、しっかり成長も見込める魅力的な銘柄だと言えるでしょう。執筆現在は4.0%の配当利回りですが、配当性向に合わせて配当金額を決定している銘柄なので、業績が伸びれば増配となるため、長期の保有によりさらなる高利回りを期待できるかもしれません。

 

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鉄道サラリーマンの自己紹介など【自己紹介】【投資姿勢】

2024年5月11日

 みなさんこんにちは、鉄道サラリーマン、鉄サラです!ブログを読んでいただき、ありがとうございます。

 本記事では、鉄サラの自己紹介と投資姿勢について書いていくので、興味がある方はぜひ最後まで読んでみてください!

 

 

1.鉄道サラリーマン(筆者)の自己紹介

 鉄道サラリーマン(鉄サラ)は、そのままですが、とある関西の鉄道会社で働くアラサーの平凡なサラリーマンです。独身、一人暮らしをしています。鉄道サラリーマンとはいえ、デスクワークをしています。鉄サラ自身は電車好きなのですが、残念ながら仕事で鉄道に関わることは少なくただの鉄道ファンといった感じです。(もし、鉄分を期待されている方がいらっしゃったらすみません。)

 投資は、今の会社に就職後2020年のコロナショック後のタイミングでFIREに憧れて始めました。執筆現在では、FIREのうちREの部分、つまり早期退職はあまり意識しておらず、FI・経済的な会社あるいは労働への依存度を下げることが目標の一つです。まぁ、当時はコロナショックからの回復局面で、適当に選んで購入した日本株が上昇し嬉しくなりハマってしまったというのも大いにあります。その後、小型グロースが崩れ悲惨な目にも合うのですが…(泣)。自己紹介としての投資話はこれくらいで切り上げて、次の章に譲ることにします。

 

2.投資額

 これまでに800万円ほど株や投資信託を購入し、評価額は1,200万円ほどです。現在は月に数万円インデックス投信を積立購入し、年に数銘柄個別株を購入しています。給料(年収)は額面で500万円ほどなので、かなりかつかつですが鉄サラは超が付く倹約家なので何とか回っています。(家計のことや、節約のお話ってご興味ある方どれくらいいるんでしょうか?今日のところは割愛します。)

 

3.投資姿勢

 自己紹介の延長戦にはなりますが、今の鉄サラの投資姿勢についてお話します。投資姿勢というか、心の持ちようや好みみたいなものなのですが。

(投資姿勢)

インデックス投資が正解だけど、面白くないから個別株投資。

・高配当株にも値がさ株にも投資する。たまには優待株も。

・流行だからという理由では投資しない。

・超長期(売りを想定しない)の保有が前提。

順番にご説明していきます。

 インデックス投資が正解だけど、面白くないから個別株投資。

 鉄サラの基本的な考え方として、投資の正解はインデックス投資だということがあります。S&P500を買っとけばきっと20年後にはハッピーでしょう。しかし、それはあまりに退屈です。だから、インデックス投資もしながら個別株にも「スパイス」として投資することにしています。実際の保有割合としてはほぼ半々という具合で、かなりスパイシーですが(笑)。

 高配当株にも値がさ株にも投資する。たまには優待株も。

 次に、個別株の中でもどんな株かということですが、ここはバランスよくいろんな性格の株を買っています。配当や優待をもらえるというのはとっても嬉しい瞬間なのですが、それがすべてとは思っていないので無配で優待もないという株も買っています。どちらかというと、その企業の事業をもとに投資判断をしています。

 流行だからという理由では投資しない。

 株には、流行りがあると感じていますが、なるべくこれには乗らないように考えています。小型グロースが崩れた2022年頭に悲惨な目に合ったというのが1番の理由ですが、後述の通り私は超長期での保有を前提に投資していますので、短期的に上昇している流行りの株を買うというのは得策ではないのです。

 超長期(売りを想定しない)の保有が前提。

 鉄サラの投資で最も特徴的な部分かなと思っていますが、鉄サラは株を売りません(笑)。全く売らないというわけではないですが、もう2年は売ってません。なぜか?。売り時が投資で一番難しいと考えているからです。それなら売らなければ良い、それだけのことです。

 

4.さいごに

 まず、ここまで読んでいただきありがとうございます!執筆を始めた当初の想定以上に取り留めのない内容となってしまい、こんなもので大丈夫か不安になっている鉄サラです。このブログが鉄サラにとって初めてのブログで、まだ2つ目の記事なので多めに見てもらえると嬉しいです。

 また、この記事はおそらく定期的に更新することになると思います。特に、投資姿勢については、市場環境などに合わせて臨機応変に。

 以上になりますが、他にも筆者について知りたいことや、こんな記事が読みたいなどありましたら、ぜひぜひコメントをお願いします。可能な限りすべてお答えします。 

 

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世界シェアトップ複数保有!「8035:東京エレクトロン」はどんな企業?【銘柄考察】

初稿 2024年5月11日

デザイン修正 2024年6月8日

 本ブログの最初の記事は、昨日5月10日に決算発表(決算ページ)があった東京エレクトロンについてです!株や半導体に詳しい人にとっては有名企業だと思いますが、そうでない方にとっては初めて聞いたという人も多いのではないでしょうか?(私も、株を始めてから知ったうちの1人です。。。)

 それでは、どんな企業なのか、株価や配当などについて考察していきましょう!

 

 

1.東京エレクトロンは何の企業?

 東京エレクトロンは、ずばり半導体製造装置のメーカーです!半導体製造装置といわれてもピンと来ないですが、ざっくり半導体を作る機械を作ってる会社だと理解すれば良いです。

 半導体は、スマホやPCあるいは車など身の回りの電気が通ったものにはたくさん使われていますが、ちょっと複雑なもののようで、その需要の多さと相まって関係する企業がたくさんあります。       また、製品の中には、各分野における世界シェア1位のものが複数あるなど、優れた技術力を持つ企業と言えるでしょう。

 

2.2023年度決算と2024年度の見通し

 ここからは、決算と見通しについて見ていきます。

 2024年3月期の決算はおよそ1.8兆円(昨年度は2.2兆円)の売上高、最終利益は3,639億円(同4,715億円)と昨年度と比べると減収減益となっています。これは、半導体そのものの需要が昨年度比で低調であったことが原因のようです。どんなものにもないことはないのですが、半導体は特に需要の波がある製品のようなので、単年度で減収減益となってしまう年があるのは仕方ない事かもしれません。

 2025年3月期の見通しは、一転して増収増益となっています。需要の波については先述の通りですが、売上高がほぼ同じの2023年3月期と比べて利益面が改善している点は東京エレクトロンの経営努力が出ているようです。

 

3.現在の株価と指標

 株価と各指標は次の通りです。

 1株35,000円となると、100株で350万円…。欲しくてもなかなか1単元で買うのは難しいですね。最近は、1株単位で買うことも簡単なので、気になる方はチェックしてみてください。

 PERは36.4倍とプライム市場平均が約20倍であることを踏まえれば、株式市場からは一定評価されている銘柄であると言えそうです。配当金利回りは1.4%なので、まずまずというところでしょうか。

 

4.まとめ

 東京エレクトロンについて見てきましたがいかがでしたでしょうか。

 鉄道サラリーマンとしては、半導体製造装置というなじみのない業界ではありますが、世界シェア1位の製品を複数持つという技術面の強みが魅力的で、実は数株ほど保有している銘柄です。

 また、投資対象としてみると成長性と配当のバランスが取れた銘柄だと言えるでしょう。執筆現在は1.4%の配当利回りですが、配当性向に合わせて配当金額を決定している銘柄なので、業績が伸びれば増配となるため長期の保有により高利回りを期待できるかもしれません。

 

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初出掲載:2024年5月14日
最終更新:2024年5月14日